「やりたいことがわからない」という人はとても多い。
実際、やりたいことって中々見つからないものだ。
私の話にはなってしまうが、私自身も本当にやりたいことが今までよくわからなかった。そしてそのよくわからない時期になるとやる気まで起きなくなってしまう。そんな負のループにおちいっては、どうにかして希望を探し出そうともがいてみる。でもやっぱり簡単にやりたいことなんて見つからない。
ただ、最近は私なりに一つの答えが見つかった。それ自体を語る気はないけれど、どうやって見つけたかをお話したい。
見つかるまで止まらない
結局この話における解決法なんてのはシンプルなものだ。
その答えは「やりたいこと」を「とにかくやってみる」ということだ。
なんだか意地悪な言い方をしてしまった。わけわからない、矛盾しとるじゃないか!と思うだろう。私もそう思う。
少しだけ上記の言葉を違う角度から解析する。
ここでいう「やりたいこと」は大義を背負ったような、人生をかけてやりたいこと、的な意味ではない。多分だけど、「やりたいこと」を見つけようとしている人たちは人生レベルでのやりたいことを見つけようとしているんじゃないかと思う。
そうではなくて、もっと「ラフなやりたいこと」を考えてみるのだ。
曖昧なことでも良い。これが大事なのは大層なことはしない、ということ。
例えば
- ピアノができるようになりたいなぁ〜
- 全然本を読んでこなかったし、少しづつ本を読めるようにしたいなぁ〜
- 社会人になって仕事ばかりで運動してなかったから、走りたいなぁ〜
とか、そんな感じの直近でやりたいこと、やってみたいことを思い浮かべる。
そして実際にただやりたい一心で取り組み始めてしまう。このときもまた、大層な目標は掲げないこと。大層な目標を掲げると、あまりに果てしない道のりを想像してしまいやる気が失せることが多い。やる気が失せてしまうから、やる前から自分には無理だと考えだして、結局やらずに終わってしまう。
そしてもう一つ、やりたくないことはやらないこと。やりたいことを見つけるのにやりたくないことをやる必要はない。大丈夫。どうせやりたいことを見つけても、その中にやりたくない作業みたいなのはあったりするものだ。だから、最初からやりたくないことなんてものは排除して。
「ラフなやりたいこと」を、とりあえずやってみる。
自分なら必ず出来ると信じながら。
そうやって色々なやりたいことをやってみる。人によってはやりたかったことを一つやっただけで、未来への道筋が見えることもある。だけどみんながみんなすぐに本当にやりたいことが見つかるわけでもない。安心して。そんな簡単に見つからないから、人生は冒険なんです。
とりあえず色々なラフにやりたいことをたくさん試す。そして、それらを拡張していく。
・・・拡張していく? そう、拡張していくんです。
例えば本を読み始めた人がいたら、ネットなどで感想文を発信してみる。最初はXのようなSNSでもいい。それを更に拡張するなら自分のWebサイトを作って、そこに感想文をおいておく。
そうやって連鎖的に拡張していくと、本を読むこと以外の楽しさに気づくことがある。今の例だったら、もしかしてWebサイトを作るのが思ったよりも楽しいかもしれない。楽しければWebサイトの運営を勉強して、そっちの方面に人生の舵を切り出すかもしれない。
逆にWebサイトを作るのは楽しくなくても、発信すること自体は楽しいかもしれない。そうしたら動画で上げてみるか、とか違う方面に拡張してみるのもありだよね。
そんな感じで、ラフ〜にやりたいことを一つやり始めて、続けてもいいし、何だか違うなと思ったらやめても良い。なんかよくわからないけれどずっと続けていられるものが、あなたのやりたいことだと思う。
それに色々やっていると、自分の好きなこととか自分が得意とすることが見えてくることがある。
「あ、自分はこうやって好きなことを好きなように発信しているのが好きなんだな〜」とか「あ、自分は誰かから依頼を受けて何かを作るのが好きだなぁ〜」とか。
そんな感じで、とりあえずラフにやりたいことを、やってみる!そしてそれを拡張していこう。
やりたいことに気づくには、色々やってみることが近道だ
ということで、人生においてやりたいことを見つけたいと思ったら、まずはやれそうなことを色々手を出してやってみるのが近道なんじゃないかなぁという話でした。
もちろんこれは一つの解決法であり、この考えた方がすべてじゃないことはお伝えしておきたい。
でもずーっと頭で考えているだけでは、やりたいことが思いついても、やらない理由まで考えてしまう。いわゆるホメオスタシスがあなたの現状を維持するためにやらなくていいよ〜って、やると大変だよ〜疲れちゃうよ〜って働き始めちゃう。
だから、まずは気楽にラフにやりたいことをやってみるのがおすすめです。