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2025年06月12日 更新

secondrateの最高の曲をお伝えしよう

皆様はsecondrate(セカンドレイト)というバンドをご存知だろうか。
2015年夏頃に結成した音楽グループだ。
現在は残念ながら、目立った活動はしていないが、私がこのバンドを知った経緯とそしておすすめしたい楽曲を書いていきたいと思う。

secondrateとは?

2015年夏結成。「一流を超える超二流」をコンセプトにsecondrate(二流)の名前で活動を開始。 Seikeが中心となってメンバーを招集し、現在の5人体制となる。耳に馴染みやすいキャッチーなメロディが売りである。現メンバー以前の活動では、2012年にテレビ朝日系「musicる TV」企画、秋うたバトルにて『星空日記』4位、冬うたバトル『二番線』2位、春うたバトル『青春という 名の季節』1位に選ばれている。都内を中心に活動中である。 (secondrate 公式サイトから引用)

secondrateとの出会い

私のsecondrateとの出会いは、友人からのすすめであった。
私はその頃、歌もの楽曲よりもインスト楽曲(歌がない楽器だけで演奏された曲)にハマっていたので、歌もの楽曲をあまり聞いていなかった。正直おすすめされてもハマるかどうかは懐疑的であった。

しかし、友人の「すごく良い曲を作るバンドがいる!」という強く熱量の入ったすすめから、聞いてみることにした。

私が初めて聞いた曲は「0.2秒」という曲だった。

私の体に衝撃が走る。

「めっちゃいい曲作るやないですかぁ!」

思わず唸った。
強めのオープンハイハットが「1・2・3」とカウントを刻み始める。聞く人の意識を楽曲に向けさせ惹き込む。その後一気に爽やかすぎるイントロが始まる。歪んだギターと、クリアなピアノの音色が視聴者の心を掴む。

AメロもBメロもサビも、最後までずっとキャッチーなメロディで構成される。
この楽曲に特殊な技法は使われていない。ものすごくストレートな各楽器のアレンジだが、この曲にはそれがピッタリハマっている。視聴者の心の中に残る「好きな曲」の定義には音楽的な高度なテクニックは必要ない。

さぁ、この純粋で純情なPOPソングを聞け!と言わんばかりのストレートさ。

MVではボーカルのSakiさんが終始歌いながら公園の中を駆け巡る。面白いのは一発撮りで撮影されているところだ。一発撮りは本当に大変だ。撮影中に導線を間違えたり、映ってはいけないものが映ったり、カメラの角度を間違えたり、とにかくなんらかのミスが一つあるだけで、最初から撮り直しになる。
4分という短い時間でも、撮影するのはかなり時間がかかる。この楽曲でどれほど撮影のし直しをしたかはわからないが、その苦労に敬意を評したい。(もしかしたら一発で成功している可能性もあるがその挑戦心は素晴らしいものだ)

そんなこんなで私はsecondrateにしばらくハマることになる。
この0.2秒があまりにも好きすぎて、YouTubeでも聴き漁った。
中でも私が好きなのはこの野外ライブ。

0.2秒という曲はsakiさんにとって少しキーが高い曲なのかもしれない。この動画では歌が少し苦しそうに聞こえる。でも……そこがめちゃくちゃいい!!

正規の音源版では比較的気ラクそうに歌っているように聞こえるが、上記のライブでは少し苦しそうなのが相まって、歌声に力強さが宿っている。この力強さがsakiさんの歌声をより魅力的にさせている。
単純な言葉で表現すれば「かっこいい」のだ。

最高のバンドの現在

どんなに素晴らしいバンドも、タイミングと運が噛み合わなければ世の中にあまり知られずに活動を終えてしまう。このバンドもそのひとつなのかもしれない。
secondrateは厳密には解散も活動休止も宣言していない。だが、ボーカルのsakiさんは既に音楽活動から引退しており、他のメンバーのきんきんぱんぱんさんも既に脱退している。
secondrateとしての発信もここ数年行われていない状況で、残念ながら先行きは不透明だ。

このバンドがもっと知られていれば、違う未来が見えたのかもしれないと考えると本当に残念で仕方がないが、私はいつまでもこのバンドが復活することを望んでいる。

最高のバンドに、ありがとう!そして待っています。

更におすすめの楽曲3選!

ここまで来たら更におすすめの楽曲を3つお伝えしたい。
secondrateの魅力が存分に詰まった楽曲たちなのでぜひ聞いてほしい。

ふたりいろ

ホットココア

冬のキセキ

もっと流行ってほしい。もう活動していないとしても。

こんなにいい曲を作るのに人々の耳にしっかり届いていないのが残念で仕方がない。secondrateという類まれなる才能がもっと流行ってほしいなと思う。今はもう活動をしていないかもしれないけど、それでも皆さんに知っていただきたい想いから記事を書いた。

secondrateの公式サイトにも書かれている通り、キャッチーで耳障りの良い楽曲が多いので特にJ-POPが好きな人ならばハマるのではないかと思う。

ここまで読んで頂きありがとうございます。今後も魅力あるもの・ことを「お伝えしよう」シリーズで発信していくので、次回をお楽しみに!

secondrate 公式Webサイト